ORNAMENT RECORDS(ドイツ)
ORNAMENT RECORDSはオルガニストのエルンスト=エーリヒ・シュテンダー(b.1944)のレーベルで全タイトルがシュテンダーの演奏です。シュテンダーは1973年から2009年までリューベックの聖マリア教会のオルガニストを務めました。聖マリア教会のオルガンはブクステフーデの演奏を聴くためにバッハが訪れたこともあるという由緒正しいオルガンです。この教会には大オルガンと小オルガン(死の舞踏オルガン)があり、録音でも作品によって使い分けられています。そんな経緯もあり、このレーベルには聖マリア教会のオルガニストだったブクステフーデやトゥンダーのオルガン作品全集やバッハの作品集が録音されています。またもう1つの柱としてシュテンダーの編曲による有名オーケストラ作品のオルガン編曲版があります。ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナー、チャイコフスキー、ドヴォルザークの作品が演奏されており、オルガン・ファン、編曲物の愛好家には強く訴えるラインナップです。