MARSTONレーベル(アメリカ)
ピーター・ピアーズ以前の英国のテノールたち 1901-50
53020-2(3CD)
「英国のテノールたち」~ピーター・ピアーズ以前の
※すべて英語歌唱 録音:1901~50年
ADD、240’12
(CD1)
ダン・ベドー(テノール)
メンデルスゾーン:「エリヤ」~もしあなたがたの心すべてと,その時正しい者は太陽のように輝くだろう
ソーニー・プレウィット・ウィリアムズ(ピアノ) 1928年2月23日 ニューヨーク
ウェブスター・ブース(テノール)
ジャーマン:「メリー・イングランド」~イングランドの薔薇
クリフォード・グリーンウッド(指揮)管弦楽団 1939年7月18日 ロンドン
ボートン:「不滅の時間」~なんと美しいのだろう
ジョン・コッカーリル(ハープ) 1939年7月18日 ロンドン
トム・バーク(テノール)
トマス:「エスメラルダ」~ああ魅惑的な光景よ ピアノ伴奏 1927年6月16日 ロンドン
トスティ:私の夢 ピアノ伴奏 1927年6月13日 ロンドン
ジョゼフ・チータム(テノール)
ヘンデル:「サムソン」~完全な光の喪失 管弦楽伴奏 1912年11月22日 ロンドン
ジョン・コーツ(テノール)
メンデルスゾーン:交響曲第2番 変ロ長調 Op.52 「讃歌」~死の悲しみが
アラン・ジル(指揮)管弦楽団 1908年 ロンドン
マリンソン:エルドラド ピアノ伴奏 1908年5月 ロンドン
バルフ:庭の中においで、モドよ ピアノ伴奏 1907年
エルガー:夜明けに Op.41-1 ピアノ伴奏 1915年4月14日 ロンドン
シドニー・コルサン(テノール)
メンデルスゾーン:「聖パウロ」~死に至るまで誠実でいなさい/レア:私の隊商が休憩したところに ピアノ伴奏
1916年10月31日 ロンドン
リーマン:ああ、私の喜びの月が ピアノ伴奏 1914年1月21日 ロンドン
ベン・デイヴィス(テノール)
ビショップ:私のかわいいジェイン ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
パーセル:「インドの女王」~私は恋の病から逃れようと試みた
アダミ夫人(ピアノ) 1923年7月12日 ロンドン
チューダー・デイヴィス(テノール)
エルガー:「オラフ王の伝説からの情景」~そしてオラフ王は叫び声を聞いた
ユージン・グーセンス(指揮)管弦楽団 1923年3月12日 ロンドン
ハーゲマン:行かないで、私の愛する人/ラ・フォージュ:野外の歌
パーシー・カーン(ピアノ) 1927年6月27日 ロンドン
ヒューバート・アイスデル(テノール)
デル・リエゴ:ああその涙を乾かしなさい
テレサ・デル・リエゴ(ピアノ) 1926年1月8日 ロンドン
リーマン:ああ!杯を満たしなさい!…ああ、私の喜びの月が
ピアノ伴奏 1927年9月27日 ロンドン
ジャーヴェイス・エルウィス(テノール)
ヤング(ウィルソン編):フィリスがとて優雅なので ピアノ伴奏 1911年7月29日 ロンドン
クィルター(ウィルソン編):今深紅の花びらが眠っている,愛の哲学/ヴォーン・ウィリアムズ:道端の火
ピアノ伴奏 1916年6月 ロンドン
ブリッジ:愛の神が馬に跨ってやって来た
フレデリック・B.キドル(ピアノ) 1917年12月ロンドン
(CD2)
ウォルター・グライン(テノール)
ヘンデル:「メサイア」~あなたの非難は彼の心を打ち砕いた … 目を向けなさい、そして見なさい
ヘンデル:「メサイア」~彼はこの世から断ち切られた … しかしあなたは彼の魂を地獄に置き放つことはしなかった
クリフォード・グリーンウッド(指揮)管弦楽団 1935年2月26日 ロンドン
サリヴァン:「ペルシャの薔薇」~私は手に持つ杯が美しい形かどうかなんて気にしない(酒宴の歌)
ジョージ・W.ビング(指揮)管弦楽団 1931年5月29日 ロンドン
ウィリアム・グリーン(テノール)
ブレアム:錨は上がった ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
ジョン・ハリソン(テノール)
ヘンデル:「エフタ」~より深く、そしてなおも深く 管弦楽伴奏 1906年3月 ロンドン
ウォレス:「マリターナ」~一輪の花が咲いた 管弦楽伴奏 1905年11月16日 ロンドン
ビショップ:「高貴な無法者」~オリンシア!私の愛する人よ! … この人里離れた場所に住む隠者が(愛の巡礼者)
管弦楽伴奏 1909年11月30日 ロンドン
グリゴリー・ハスト(テノール)
ゴダール:「ジョスラン」~天使たちがあなたを守っている(子守歌) ピアノ伴奏 1904年 ロンドン
ルビー・ヘルダー(テノール)
ピンスーティ:最後の看護 ピアノ伴奏 1911年10月6日 ロンドン
ジョゼフ・ヒスロップ(テノール)
ピンスーティ:地上の女王 ピアノ伴奏 1914年6月18日 ロンドン
ヒューム:アフトン川の水 ピエロ・コッポラ(指揮)管弦楽団 1927年6月17日 ロンドン
ウォルター・ハイド(テノール)
ブレアム:ネルソン提督の死 管弦楽伴奏 1909年夏 ロンドン
サリヴァン:もう一度 ピアノ伴奏 1916年1月20日 ロンドン
コールリッジ=テイラー:エレノア/エルガー:懇願 Op.48 ピアノ伴奏 1910年11月3日 ロンドン
ジェイムズ・ジョンストン(テノール)
ヴォーン・ウィリアムズ:「牛追いのヒュー」~道の歌
ジェイムズ・ロバートソン(指揮)フィルハーモニア管弦楽団 1950年6月12日
ヒーウェン・ジョーンズ(テノール)
ゴダール:「ジョスラン」~天使たちがあなたを守っている(子守歌) ピアノ伴奏 1905年3月1日 ロンドン
バルフ:おやすみなさい、おやすみなさい愛する人よ/ラヴァー:モリー・ボーン ピアノ伴奏 1906年1月16日 ロンドン
スタンフォード:キラーニーの薔薇 ピアノ伴奏 1909年4月30日 ロンドン
アーサー・ジョーダン(テノール)
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」~戦いを自慢する者はなんと自惚れが強いことか
管弦楽伴奏 1924年12月8日 ロンドン
モーガン・キングストン(テノール)
コールリッジ=テイラー:「ハイアワサの婚礼」~オナウェイよ、目覚めよ、愛する人よ
管弦楽伴奏 1916年3月22日 ロンドン
(CD3)
モーガン・キングストン(テノール)
トスティ:別れ 管弦楽伴奏 1911年秋 ロンドン
エドワード・ロイド(テノール)
メンデルスゾーン:「エリヤ」~もしあなたがたの心すべてと ピアノ伴奏 1904年4月12日 ロンドン
アダムス:聖なる町/クレイ:「ララ・ロック」~私はあなたにアラブの歌を歌おう ピアノ伴奏 1904年2月11日 ロンドン
ジョン・マコーマック(テノール)
バルフ:「ボヘミアンの娘」~他の唇がそして他の心が
ウォルター・B.ロジャーズ(指揮)管弦楽団 1916年5月11日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
マーシャル:子どもの歌 管弦楽伴奏 1912年4月2日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
クレイマー:白鳥 Op.44-4 エドウィン・シュナイダー(ピアノ) 1923年9月26日 米国 ニュージャージー州 キャムデン
フランク・マリングズ(テノール)
クラッツァム:私は二つの明るい眼を知っている ピアノ伴奏 1916年7月 ロンドン
ヘドル・ナッシュ(テノール)
ヘンデル:「エフタ」~より深く、そしてなおも深く/ヘンデル:「エフタ」~彼女を運べ、天使たちよ
レイボウルド(指揮)管弦楽団 1931年7月15日 ロンドン
ディーリアス:私の心の女王に,愛の哲学 ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1934年12月18日 ロンドン
マギアフ:灰色の二つの眼 ピアノ伴奏 1933年7月26日 ロンドン
ジョゼフ・オマラ(テノール)
スタンフォード:「シェイマス・オブライエン」―オコーンよ! 私が若かった時 ピアノ伴奏 1901年 ロンドン
ロナルド:四月の誕生日,友人と恋人 ランドン・ロナルド(ピアノ) 1902年
チャールズ・ソンダース(テノール)
ヘンデル:「エジプトのイスラエル人」~敵は言った 管弦楽伴奏 1906年6月13日 ロンドン
ハーバート・ティール(テノール)
ヘンデル:「メサイア」~天に住まわれるお方は … あなたは彼らを打ち破る 管弦楽伴奏 1925年10月 ロンドン
フランク・ティッタートン(テノール)
デイヴィ:ビスケー湾 アーサー・ファッジ(ピアノ) 1931年10月3日 ロンドン
ヘンリー・ウェンドン(テノール)
マーティン:市へおいでよ/伝承曲(ケネディ=フレイザー編):島々への道
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1942年1月9日 ロンドン
ウォルター・ウィドップ(テノール)
ディブディン:トム・ボウリング ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団 1930年3月11日 ロンドン
ヘンデル:「エイシスとガラティア」~愛の神が急を告げると
ローレンス・コリングウッド(指揮)管弦楽団 1930年9月19日 ロンドン
ヘンデル:「セメレ」~あなたが歩くところどこでも パーシー・カーン(ピアノ) 1926年8月13日 ロンドン
エヴァン・ウィリアムズ(テノール)
ヘンデル:「ユダス・マカベウス」~警鐘を鳴らせ 管弦楽伴奏 1906年11月12日 ロンドン
※marstonがまた素晴らしい企画を成し遂げた。1901年から1950年まで20世紀前半の英国の様々なテノールの歌声が4時間たっぷり集められている。ジョン・マコーマックやヘドル・ナッシュといった一部の国際的スター歌手を除くと大半が今日では名前を忘れられた歌手たちだが、いずれも人気を博した実力のあるテノールたちばかりである。また20世紀後半には顧みられなくなった当時の人気作や流行歌を聞けるのも貴重だ。いつもながらmarstonの復刻は丁寧で、20世紀初頭の録音ですら決して聞きづらくはない。加えて100ページを超える解説冊子もありがたい。marstonならでのは充実した1箱だ。