BRIDGEレーベル(アメリカ)
レオン・ボツタインのアメリカ・ロマンティシズムの交響曲!
BCD 9572
「アメリカのロマンティシズムの古典」
ブリストー(1825-98):交響曲第4番 「理想郷」
フライ(1813-64):ナイアガラ交響曲
レオン・ボツタイン(指揮)ザ・オーケストラ・ナウ
録音:2022年1月 米国 ニューヨーク州 アナンデール=オン=ハドソン[55’00]
※ロマン派の珍しい作品を復活させることに尽力している指揮者、レオン・ボツタインのBRIDGEへの5枚目のCDは、19世紀半ばの米国の作曲家の珍しい交響曲2曲。ジョージ・フレデリック・ブリストー(1825-1898)はニューヨークに生まれ育った作曲家。交響曲第4番 「理想郷」は、米国への移民を扱った作品。ウィリアム・ヘンリー・フライ(1813-1864)は、フィラデルフィア生まれの作曲家、音楽評論家。ナイアガラ交響曲は12分半の作品ながら大変意欲的な作風で、むしろ当時最先端だった交響詩の分野の米国での最初の作品かもしれない。こうした作品ではレオン・ボツタインの本領発揮で、レア作品好きには大いに満足できる内容だろう。
※Botsteinは日本ではボットスタイン,ボトスタイン,ボツスタインなどと表記されるが、本人はボツタインに近く発音している。
※その他BRIDGEレーベル新譜
BCD 9564
「演奏のありさま」
①ロバート・カール:地面から上へ
②ジョン・マクドナルド:2部の降雪
③ロバート・カール:急上昇
④ロバート・カール:ブルーズ・ボックス
⑤⑥カール&マクドナルド:完全な別れの発掘
⑦ジョン・マクドナルド:ペラム・ルックアウトで
⑧ロバート・カール:足元にある物
⑨⑩カール&マクドナルド:与えること…と招待
ジョン・マクドナルド(ピアノ)
ロバート・ブラック(コントラバス)
スコット・ウールウィーバー(ヴィオラ)
録音:
⑤⑥2004年3月21日,4月1日 コネチカット州 ハートフォード
③2005年12月21日 マサチューセッツ州 ジル
①2006年2月21日 マサチューセッツ州 ジル
②⑦-⑩2018年9月23日 マサチューセッツ州 メドフォード
[66’22]
※米国の作曲家、ロバート・カールとジョン・マクドナルドによる現代作品集。「演奏のありさま States of play」という題が付けられている。総じて静かで渋い作風。
BCD 9571
「ストーリー・テラー」~チューバ作品集
①クオン:チューバと管楽合奏のための協奏曲
②マーラー(ベナヴィデス編):さすらう若人の歌
③グッドマン:チューバと管楽合奏のための協奏曲
④バーズヴィク:新入り
⑤ドビュッシー(ベナヴィデス編):ベルガマスク組曲~前奏曲
⑥ウィテカー(ベナヴィデス編):おやすみ月よ
⑦ヴィズッティ:都市の景観~独奏チューバと管楽合奏のための
ジャスティンン・ベナヴィデス(チューバ)
デイヴィッド・プラック(指揮)
フロリダ州立大学シンフォニック・バンド
デロイゼ・シャガス・リマ(ピアノ)
録音:③2019年11月21日、②⑤⑥2021年8月24,25日、⑦2021年10月11日、①2021年11月8日
米国 フロリダ州 タラハシー [78’29]
※米国のチューバ奏者、ジャスティンン・ベナヴィデスによるチューバ作品集。ジャスティンン・ベナヴィデスはタラハシー交響楽団の首席チューバ奏者で、またフロリダ州立大学の音楽大学でチューバとユーフォニウムの教授を務めている。彼の柔らかく明るい音色のチューバは、独英あたりのチューバとはかなり趣が異なる。ヴィエット・クオン(1990-)、トッド・グッドマン(1977-)、アンナ・バーズヴィク(1966-)、エリック・ウィテカー(1970-)、アレン・ヴィズッティ(1952-)らの作品を収録。