①ギター奏者・作曲家ジューリオ・レゴンディ生誕200年アルバム!②異色の組み合わせ!バッハ:ゴルトベルク変奏曲とウォリネン作品!

BRIDGEレーベル(アメリカ)

ギター奏者・作曲家ジューリオ・レゴンディ生誕200年アルバム!
BCD 9585
「レゴンディ(1822-72):ギター独奏曲集」
 序奏とカプリース Op.23/
ロンド・カプリス「村の祭り」 Op.20/

 小協奏練習曲 変ロ長調/小協奏練習曲 ニ長調/
 エア・ヴァリエ第1番 Op.21/小協奏練習曲 ト長調/
 小協奏練習曲 イ短調/練習曲第10番 イ長調/
 練習曲第2番 イ短調/夜想曲 「夢」 Op.19

デイヴィッド・スタロビン(ギター)
録音:1994年2月,1997年7月,9月5日,2012年10月26日,1992年8月,1994年5月
米国 ニューヨーク、57’02
※2022年が生誕200周年かつ没後150周年だったギター奏者、作曲家のジューリオ・レゴンディ(1822-1872)の独奏ギター作品集。ジューリオ・レゴンディはスイスのジュネーヴの生まれ。幼くしてギターの才能を発揮し、パリでは天才ギター少年として大きな話題と人気を得た。一方で彼の父(本当に父親かどうかも分からない)はレゴンディを厳しく教育して成功を収めさせると、金を持ち逃げして行方をくらましてしまった。レゴンディは養父母に育てられた後、ロンドンに移る。彼にとって不幸なことに19世紀後半はギターの衰退期で、レゴンディは少年時代の栄光を取り戻すことはなく、病没した後は忘れ去られた。レゴンディの作品は19世紀半ばのロマン主義のヴィルトゥオーソが豊かな作風で、彼がサロンで大人気だったことが良く伝わって来る。近年は再評価が進んでいるが、単独のCDはまだ少ない。
このCDは、以前発売された2枚のCDからの4曲と、新録音の6曲を合わせて、レゴンディのギター独奏曲だけを集めている。BRIDGEレーベルから50点以上のCDを発売している看板ギター奏者、デイヴィッド・スタロビンもレゴンディを長年に渡って愛しているという。

異色の組み合わせ!バッハ:ゴルトベルク変奏曲とウォリネン作品!
BCD 9573(2CD)
「チャールズ・ウォリネン・トリビュート」
ウォリネン(1938-2020):
 ハルーン・ピアノ・ブック(6曲)/
 練習曲(和声とディナーミク・バランスのための)/
 ダブルテイク/心の影/イントラーダ/アダージョ/スケルツォ
J.S.バッハ(1685-1750):
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988/前奏曲とフーガ イ長調 BWV864

スティーヴン・ベック(ピアノ)
録音:2020年9月27日,11月11日(ウォリネン)、2020年12月29、30日(バッハ)
米国 ニューヨーク州 マウント・ヴァーノン、124’15
※米国の中堅ピアニスト、スティーヴン・ベックによる、チャールズ・ウォリネン(1938-2020)とバッハの作品集。バッハはゴルトベルク変奏曲の全曲。そして最後に前奏曲とフーガ イ長調 BWV864を演奏している。チャールズ・ウォリネンは12音技法を下地に独自の境地を開拓した作曲家。ここに収録されているのはいずれも21世紀に入ってからの作品。静謐、辛口だがどこか明るさも感じられる作風だ。ウォリネンとベックは親しい交流があり、ゴルトベルク変奏曲はウォリネン宅で弾いたことがあり、前奏曲とフーガはウォリネンが生前最後に練習していた曲だったという。
スティーヴン・ベックはニューヨークを拠点に活躍している。同時代の作曲家の演奏に積極的に取り組んでいる。