パウ・レーベル(日本)
間宮芳生のライフワーク日本民謡集を題材とした歌曲・チェロ作品集!
PANU-7014 3,300円(3,000円+税)
「松の舞」~間宮芳生の音風景
間宮芳生(b.1929):
①-⑦「日本民謡集」より(1955-68)
①さそり節(岩手県民謡)/②子守唄(秋田県民謡)/
③杓子売唄(秋田県民謡)/④まいまい(富山県民謡)/
⑤さんさい踊り(富山県民謡)/⑥ちらん節(鹿児島県民謡)/
⑦草切節(鹿児島県民謡)
⑧空の向こうがわ(詩:友竹辰)(1992)
⑨-⑪ピアノのための三つのプレリュード(1978)
⑨夕日のなかの子供たち/⑩鹿おどりの日/⑪ひかげ通りの子守唄
⑫-⑰チェロとピアノのための六つの日本民謡
⑫田植唄(富山県民謡)/⑬ちらん節(鹿児島県民謡)/
⑭銀鶴節(鹿児島県民謡)/⑮田の草取り唄(愛媛県民謡)/
⑯から臼搗(岩手県民謡)/⑰米搗まだら(長崎県民謡)
⑱-㉒「日本民謡集」より(1957-68)
⑱でいらほん(東京都民謡)/⑲南部牛追唄(岩手県民謡)/
⑳とのさ(山形県民謡)/㉑銭吹唄(青森県民謡)/
㉒松の舞(青森県民謡)
駒ヶ嶺ゆかり(メゾソプラノ)①-⑧⑱-㉒
水月恵美子(ピアノ)
大澤 久(チェロ)⑫-⑰
録音:2022年8月8-10日逗子YUIコミュニティホール、72:32
※間宮芳生の声楽作品の中核をなす「日本民謡集」から12曲と「チェロとピアノのための六つの日本民謡」、「ピアノのための三つのプレリュード」を併録。日本民謡を出発点とし、その要素を現代の芸術作品へと昇華させた間宮芳生の創作活動を俯瞰することができる選曲になっている。
※間宮芳生先生が26歳から手がけていらっしゃる日本民謡を題材にした独唱曲は、95歳の現在まで継続的に作曲されている。人間の営みが息づく民謡を生身の人間が声にし踊るとき、そこに生命が生き生きと湧き立ってくる。命ある者への慈しみと畏敬の念がここには流れている。そして人々にとっていかに「音楽」が必要であったかを私達に訴えている。
駒ヶ嶺ゆかり(こまがみね ゆかり)
札幌大谷短期大学卒業、同学研究科修了。1998〜2001年フィンランドに留学、舘野泉氏、マリア・ホロバイネン氏の許で研鑽を積む。オウルンサロ音楽祭、在日本大使館主催『日本フィンランド修好80周年記念演奏会』に出演。帰国後、『シベリウス歌曲全曲演奏会』(東京)『Nordic forest in Sapporo』『北欧の森in仙台』『魂心の人』の各5年間企画を完遂 。『シベリウスフェスティバルin JAPAN』『北欧音楽祭すわ』に出演。シベリウス「没後50年記念」「生誕150年記念」「アイノラ交響 楽団第20回定期演奏会」にて『Kullervo』のソリストを務める。2007年リサイタル『北欧の魂を詩う』に対し札幌市民芸術祭大賞受賞。09年道銀芸術文化奨励賞を受け札幌交響楽団(指揮:山下一 史)とシベリウスの管弦楽歌曲を協演。日本シベリウス協会北海道支部発足に寄与。〈キリンチャレンジカップサッカー‘06〉にてフィンランド国歌独唱。2018年「Finland-Japanリサイタルツアー」を行った。これまでに『北欧の魂を詩う』『冬の旅』(ギター 版)のCDをリリース。札幌文化奨励賞受賞。日本シベリウス協会理事。北海道国際音楽交流協会理事。北海道二期会会員。
水月恵美子(みづき えみこ)
桐朋女子高校音楽科を経て桐朋学園大学ピアノ科を卒業。二期会オペラ振興会のピアニストを勤めた後、フィンランド政府給費留学生として国立シベリウス・アカデミーに留学し、舘野 泉氏のもとで研鑽を積む。同校のソリスト・コースを最優秀の成績にて修了した後は、フィンランド音楽祭「白夜のソリストたち」、サヴォンリンナ音楽祭、オウルンサロ音楽祭、北欧音楽祭すわ、球磨川音楽祭など国内外の多数の音楽祭やコンサートにてソロ、室内楽、声楽伴奏など多岐にわたる活動を行なっている。近年ではシベリウスの生誕地に於ける「シベリウス・ピアノ作品全曲マラソンコンサート」、南仏とパリで開催されたセヴラック音楽祭、在日フィンランド大使館でのフィンランド独立100周年祝賀セレモニー及び記念行事に出演した。
CDでは舘野 泉氏と共に「タンゴ・デュオ」をリリース。また駒ヶ嶺ゆかり氏とは1998年より共演を重ね、数々のコンサートにてシベリウスの歌曲を含む北欧歌曲の紹介に努めている。日本シベリウス協会理事。
大澤 久(おおさわ ひさし)
愛知県名古屋出身。6歳よりスズキメゾードにてチェロを始める。私立東海高等学校卒業後、名古屋工業大学を経て東京藝術大学へ進学、卒業。東京藝術大学在学中はバッハカンタータクラブに所属し、また、古楽アンサンブルを履修する。
作編曲をこなし、アリジナル作品や編曲作品の演奏活動も行っている。アマチュア弦楽合奏団のためにこれまで20時間分以上の編曲作品を提供。また、指揮やトレーニングにも携わっている。また、ゲーム音楽の編曲・実演を行っており、50回を超える自主公演を開催。世界初演多数。チェロを中島顕、河野文昭、林俊明、鈴木秀美の各氏に師事。趣味でギターやオタマトーンも演奏。