スロヴェニアの演奏家達によるフルート、チェロ、ハープという珍しい組み合わせの三重奏曲集!

ZKPスロヴェニア放送レーベル(スロヴェニア)

スロヴェニアの演奏家達による
フルート、チェロ、ハープという珍しい組み合わせの三重奏曲集!

ZKP 117473
「エスプレッシーヴォ」~フルート、チェロ、ハープによる三重奏曲集」
グリンカ(ヘルマン編):3つのロシアの歌
ドビュッシー(カーマン編):アラベスク第1番 ホ長調
イベール:2つの間奏曲
ラヴェル(サルセード編):ソナティーヌ
モストラー:ハープのセレナード Op.20
エルシュレーゲル:ハープ・セレナード

エヴァ=ニーナ・コズムス(フルート)
カーメン・ペチャル・コリトニク(チェロ)
モイツァ・ズロブコ(ハープ)
録音:2022年5月 スロヴェニア リュブリャーナ
※フルート、チェロ、ハープという珍しい組み合わせの三重奏曲集。馴染み深いフルートとハープの組み合わせにチェロが加わると、華やかさに情感と深みが加わって味わい深くなる。さすがにこの編成のオリジナル曲は少なく、グリンカの「3つのロシアの歌」は、グリンカの歌曲をエドゥワルド・ヘルマンがヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノに編曲したものをさらに置き換えて演奏している。有名なドビュッシーのアラベスクはフェイス・カーマンの編曲、これはたいへん優れた編曲。ラヴェルのピアノのためのソナティーヌは、20世紀の偉大なハープ奏者カルロス・サルセードの編曲。ニコラウス・モーリッツ・モストラー(1879-1963)はオーストリアのグラーツ生まれのハープ奏者。1895年から1908年にリュブリャーナ歌劇場でハープ奏者を務めたという。アルフレート・エルシュレーゲル(1847-1915)はチェコのウーシュチェクに生まれ、ウィーンでハープを学んだ。彼のセレナーデ、やはりオリジナルはヴァイオリン、チェロ、ハープだが、フルートで演奏するとサロン趣味が倍加してとても美しい。
エヴァ=ニーナ・コズムスはスロヴェニアのフルート奏者。現在フランスのリモージュ歌劇場の首席フルート奏者を務めており、そのためかフランス風の気品の高い響きが美しい。カーメン・ペチャル・コリトニクはリュブリャーナ生まれ、マリボール育ちのチェロ奏者。リュブリャーナ・チェロ祭の芸術監督を務めている。モイツァ・ズロブコはスロヴェニアの代表的ハープ奏者。