NHK交響楽団首席クラリネット奏者伊藤圭のアルバム第3弾、第4弾2タイトル同時発売!

299MUSICレーベル(日本)4月10日発売

NHK交響楽団首席クラリネット奏者伊藤圭のアルバム第3弾、第4弾2タイトル同時発売!

NIKU-9059 ¥3,080 (本体¥2,800)
「ビリーフ」~クラリネット小品集/伊藤 圭
①シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):序奏とロンドop.72 (1898) [07’51”]
 Charles-Marie Widor (1844-1937): Introduction et Rondo, op.72 (1898)
②③ガブリエル・グロヴレーズ(1879-1944):ラメントとタランテラ(1923)
 Gabriel Grovlez (1879-1944): Lamento et Tarentelle (1923)
 I. ラメント Lamento [03’01”]/II. タランテラ Tarentelle [02’22”]
④アルベール・ボーカン(1921-67):哀歌(1951) [03’12”]
 Albert Beaucamp (1921-67): Complainte (1951)
⑤モーリス・ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品(1907) [02’59”]
 Maurice Ravel (1875-1937): Pièce en forme de Habanera (1907)
⑥-⑧ベーラ・バルトーク(1881-1945):3つのチーク地方の民謡BB 45b Sz 35a (1907)
 Béla Bartók (1881-1945): Három Csík megyei Népdal, BB 45b Sz 35a (1907)
 I. ルバート Rubato [01’37”]
 II. リステッソ・テンポ L’istesso tempo [01’05”]
 III. ポコ・ヴィーヴォ Poco vivo [00’50”]
⑨レオー・ヴェイネル(1885-1960):ハンガリー舞曲op.40 (1951) [06’05”]
 Leó Weiner (1885-1960): Peregi verbunk, op.40 (1951)
⑩セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):チェロ・ソナタop.19” (1901)~第3楽章〈アンダンテ〉 [05’27”]
 Sergey Rachmaninov (1873-1943): Third Movement ‘Andante’ from “Cello Sonata, op.19” (1901)
⑪セルゲイ・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43” (1934) – 第18変奏〈アンダンテ・カンタービレ〉 [02’51”]
 Sergey Rachmaninov: Variation No.18 ‘Andante Cantabile’ From “Rhapsody on a Theme of Paganini, op.43” (1934)
⑫アストル・ピアソラ(1921-92):アヴェ・マリア「タンティ・アンニ・プリマ」(1984) [03’56”]
 Astor Piazzolla (1921-92): Ave Maria, “Tanti anni prima” (1984)
⑬ミケーレ・マンガーニ(1966- ):アルバムの綴り(2007) [03’17”]
 Michele Mangani (1966- ): Pagina d’Album (2007)
⑭ゲイリー・ショッカー(1959- ):後悔と決心(1986) [08’46”]
 Gary Schocker (1959- ): Regrets and Resolutions (1986)
⑮ナイジェル・ヘス(1953- ):ラベンダーの咲く庭で(2004) – テーマ [04’07”]
 Nigel Hess (1953- ): Theme from Ladies in “Lavender” (2004)

伊藤 圭(クラリネット)
榊原紀保子(ピアノ)
録音:2023年6月1日 三重県総合文化センター [58’19”]
※NHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める伊藤 圭とソリストとしてだけではなくアンサンブル・ピアニストとしても多方面で活動の幅を広げている榊原紀保子の二人が、長年かけて培ってきたアンサンブルで様々な時代の名曲に新たな息吹をもたらす。それぞれのテクニックは論を俟たず、ただ心を合わせて作品の魅力を入念に映し出すその姿勢は、音楽に対する敬意と信念を憶えさせる。

NIKU-9060 ¥3,080(本体¥2,800)
「緑の時」~邦人クラリネット作品集/伊藤 圭
①内田祥子(1977- ):緑の時(2001) [03’10”]
Yoshiko Uchida (1977- ): Midori no Toki – Clarinet & Piano (2001)
②内田祥子(1977- ):エヴァーグリーン(2020) [05’06”]
 Yoshiko Uchida (1977- ): evergreen – Clarinet & Piano (2020)
③平吉毅州(1936-1998):サンバ・カンシオン(1992) [02’55”]
 Takekuni Hirayoshi (1936-1998): Samba Canción for Clarinet in B♭ & Piano (1992)
④吉川和夫(1954- ):変奏曲「キーウの鳥の歌」(2022) [13’59”]
 Kazuo Kikkawa (1954- ): Variations “Kiev Birds Song” for Clarinet & Piano (2022)
⑤–⑧三浦真里(1960- ):クローバー・ファンタジー(1988)
 Mari Miura (1960- ): Clover Fantasy for Clarinet Quartet (1988)
 I. 夜明けのダンス Dance of Dawn [02’11”]
 II. 午後の間奏曲 Intermezzo of the Afternoon [02’59”]
 III. 夕暮れのパヴァーヌ Twilight Pavane [02’21”]
 IV. 夜と構図 Night and Composition [02’04”]
⑨伊藤康英(1960- ):バラード~《旅の終わりのバラード》による(2009) [02’06”]
 Yasuhide Ito (1960- ): Ballade for Clarinet & Piano by “Ballade for the end of a journey” (2009)
⑩伊藤康英:クラリネット・ドルチェ(2013) [04’13”]
 Yasuhide Ito (1960- ): Clarinet Dolce – Clarinet Trio(2013)
⑪内田祥子(編):ディア・モリコーネ(2019) [09’33”]
 Arr. Yoshiko Uchida (1977- ): Dear Morricone for Clarinet & Piano (2019)
⑫内田祥子(編):ロンドンデリーの歌(2009) [02’24”]
 Arr. Yoshiko Uchida (1977- ): Londonderry Air – Clarinet Quintet – (2009)

伊藤 圭(クラリネット)
①-④⑨⑪榊原紀保子(ピアノ)
⑤-⑧⑩⑫島田明日香(クラリネット)
⑤-⑧⑫高松真紀(クラリネット)
⑩⑫塚本啓理(クラリネット)
⑤-⑧⑫岡本昇大(バス・クラリネット)
録音:2023年5月30-31日 三重県総合文化センター [58’19”]
※伊藤圭が日頃から共演を重ね、互いに信頼しあう仲間と共に奏でる新たなクラリネット名曲集。比較的近年に創作された楽曲を中心に、委嘱曲やアンサンブルなど邦人作曲家の感性とバラエティーに富んだ作品群が、クラリネットの新たな魅力で彩る個性溢れる音楽の世界にいざなう。

伊藤 圭(クラリネット) Kei Ito, Clarinet
宮城県大崎市生まれ。2001年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。第6回日本クラリネットコンクール第1位。第75回日本音楽コンクール入選。東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C 」に出演し、その様子はNHK-FM 「クラシック倶楽部」に取り上げられた。藝大フィルハーモニア、東京都交響楽団を経て、2011年よりNHK交響楽団首席クラリネット奏者を務める。
協奏曲のソリストとして、2014年東京藝大「創造の森」において尹 伊桑《クラリネット協奏曲》、2020年台湾嘉義市国際音楽フェスティバルに招聘されP.スパーク《クラリネット協奏曲》を演奏。2019年「天皇陛下 御即位30年 奉祝感謝の集い」ではモーツァルト《クラリネット協奏曲》の特別奉祝献奏を行い、2021年第1938回NHK交響楽団定期公演のソリストとして同曲を協演。
ソロ・アルバムは2017年に「レヴーズマン 藍の詩」(Fontec)を、2022年には「マックス・レーガー:クラリネット・ソナタ集」「マインド〜クラリネット小品集」(299 MUSIC)をリリースし、レコード芸術誌 準特選盤に選出されるなど各紙で好評を得る。
2018年から仙台クラシックフェスティバルに連続して招聘されリサイタルを開催している。
これまでにクラリネットを千石 進、日比野裕幸、野田祐介、山本正治、三界秀実、村井祐児の各氏に師事。
東京音楽大学兼任准教授、東京藝術大学、国立音楽大学講師として、また国内外のマスタークラスの講師として招聘され、後進の指導にあたっている。ソロ、室内楽、指導者としての活動の傍ら、幼稚園から高等学校までのアウトリーチ事業にも取り組むほか、介護施設などでの演奏を行なう活動も継続し現在活動の充実期を迎えている。
使用楽器:ビュッフェ・クランポン「フェスティバル」(B♭/A)

榊原紀保子(ピアノ) Kihoko Sakakibara, piano
鎌倉市出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。
研究科在籍中より本格的な演奏活動を開始。2001年にチェコに渡りProf.A.Vlasáková氏の元で研鑽を積み、2002・2005年にはターリヒ弦楽四重奏団とドヴォルザーク《ピアノ五重奏曲》などで共演し、アンサンブル・ピアニストとしての活動の幅を広げていく。2003年からはオペラシアターこんにゃく座のピアニストを務め47都道府県ほぼすべてで公演をおこなっている。現代作曲家との関わりも多く芥川龍之介作、木下牧子作曲《音楽物語~蜘蛛の糸〜》はじめ数々の作品を委嘱、初演。また松本幸四郎(現・松本白鸚)主演の舞台《アマデウス》では2004年より音楽スタッフとして参加するなど、ジャンルを問わない豊富な実績と、繊細かつスケールの大きい色彩豊かな演奏は器楽・声楽を問わず国内外の様々な演奏家から絶大な信頼を寄せられている。近年は出身地の鎌倉にて子どもたちへの音楽普及活動も続けている。ビール好きなピアニストとしてジャパンビアソムリエ資格も有する。
東京文化会館新進音楽家デビュー・オーディション合格、ピティナ・ピアノコンペティション全国大会入選、大阪国際音楽コンクール2台ピアノ部門第1位。ピアノを土屋明子、久保田裕子、平塚久子、鹿目美智子、三浦捷子、川上昌裕各氏に、室内楽・伴奏法を御邊典一、広瀬宣行、迫 昭嘉、土田英介各氏に師事。

島田明日香(クラリネット) Asuka Shimada, clarinet
岡山県総社市出身。東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。中国ユース音楽コンクール木管楽器の部1位受賞。
在学中に藝大フィルハーモニア管弦楽団とモーニング・コンサートで共演。
岡山芸術創造劇場ハレノワの柿落とし公演オペラ《メデア》などに参加。
これまでにクラリネットを芦田修二、小倉清澄、藤井一男、村井祐児、磯部周平、山本正治、十亀正司の各氏に師事。ソルフェージュを那須麗子、茂木真理子の各氏に師事。

塚本啓理(クラリネット) Keisuke Tsukamoto, clarinet
兵庫県明石市出身。兵庫県立明石北高等学校、東京藝術大学音楽学部器楽科クラリネット専攻を経て、2013年に東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程を修了。東京藝術大学室内楽定期演奏会や小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅩ、ⅩⅠなどに出演。これまでにクラリネットを藤井一男、村井祐児、山本正治、伊藤圭の各氏に、室内楽を四戸世紀、三界秀実の各氏に師事。
現在、フリーランス奏者としてオーケストラや吹奏楽への客演など多岐にわたり活動しているほか、後進への指導にも取り組んでいる。

高松真紀(クラリネット) Maki Takamatsu, clarinet
栃木県茂木町出身。東京音楽大学卒業。卒業時、同大学管打楽器部会主催卒業演奏会出演者に選出される。2019年度東京音楽大学シンフォニック ウインド アンサンブルにてコンサート・ミストレスを務める。栃木県真岡市主催「第5回若手演奏家支援事業コンサート」出演者に推薦され、リサイタルを開催。第23回日本演奏家コンクール木管部門一般Aの部入選。2022年度より洗足学園音楽大学演奏補助要員。同大学院室内管弦楽団、吹奏楽公演賛助のほか、洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団のメンバーとしてバレエ・コース本公演等に出演。これまでにクラリネットを木幡仁清、I.コハーン、四戸世紀、伊藤圭の各氏に師事。

岡本昇大(バス・クラリネット) Shota Okamoto, bass clarinet
大阪府豊中市出身。幼少期からクラリネットを始める。東海大学付属仰星高等学校、京都市立芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修士課程修了。京都フランス音楽アカデミーにてロマン・ギョイヨ氏のマスタークラスを受講。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIIIに参加。東京・春・音楽祭に出演。これまでに、クラリネットを長門由華、山本正治、高橋知己、小谷口直子、三界秀実の各氏に、室内楽を三界秀実、上田希、津田裕也、大嶋義実、大野かおる の各氏に師事。2022年4月に初のソロ・リサイタルを開催。現在はフリーランス奏者として国内のプロ・オーケストラの演奏会に客演している。