①ポール・モラヴェック(b.1957):「シャイニング」組曲、他 ②エレン・テーフェ・ズウィリック(b.1939):交響曲第5番、他

BMOPサウンド(アメリカ)

BMOP 1097(SACDハイブリッド)
「ジ・オーヴァールック・ホテル」
~ポール・モラヴェック(b.1957):管弦楽曲集
①「ジ・オーヴァールック・ホテル」~歌劇「シャイニング」からの組曲(2016)
②さそり座の踊り(2019)
③セレナード(2004)
④ブランデンブルク門(2008)

ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
④ガブリエラ・ディアズ(Vn)
 サラ・ブレイディ(Fl)
 ジャン・ハロラン(Cl, バスCl)
 テリー・エヴァーソン(Trp)
録音:2022年8月25日、2021年6月18日、2021年9月7日、2022年10月9日
マサチューセッツ州メカニクス・ホール、ジョーダン・ホール [70:30]
※ポール・モラヴェックはニューヨーク出身の作曲家で2004年に「テンペスト・ファンタジー」でピューリッツァー賞を受賞。ハーヴァード大学で学んだ後、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。自らを新調性の作曲家と呼び、調性に基づいた新ロマン主義的な作品を200曲近く発表している多作家。いずれの作品もハリウッドの映画音楽ばりの豪奢なオーケストレーションで聴き手を圧倒する。アメリカ東海岸流の堅実なアカデミズムとよい意味でのハリウッドの大衆性がミックスされた作風で楽しめる内容となっている。

BMOP 1098(SACDハイブリッド)
エレン・テーフェ・ズウィリック(b.1939):管弦楽曲集
①アップ・ビート!(1998)
②コンチェルト・エレジア(2015)
 ~フルートと弦楽のための
③コメディア・デラルテ(2012)
 ~ヴァイオリンと弦楽のための
④交響曲第5番(2008)

ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
②サラ・ブレイディ(Fl)
③ガブリエラ・ディアズ(Vn)
録音:2022年4月8日、11日マサチューセッツ州メカニクス・ホール [61:04]
※ズウィリック(Ellen Taafe Zwilich)はアメリカで女性として初めてピューリッツァー賞を受賞した作曲家。彼女は当初ヴァイオリン奏者として楽壇に登場しストコフスキー率いるアメリカ交響楽団に在籍した。やがてジュリアード音楽院で作曲をエリオット・カーター、ロジャー・セッションズらに師事した。1982年に発表した交響曲第1番でピューリッツァー賞を受賞、その後初期の前衛的なスタイルから新ロマン主義的な親しみ易い作風へと変わった。このアルバムに収められた作品は転向後のものでいずれも調性に基づく、ロマン主義的な音楽である。

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