étendueレーベル(9月2日発売)
古今のスタイルの交錯から生まれる表現の飛翔
『原田雄介:弦楽四重奏曲集 / カルテット・クオーレ』
AIQ-1010 (SACDハイブリッド) ¥3,740(3,400+税)
原田雄介(b.1963):弦楽四重奏曲集
①弦楽四重奏のための緩徐楽章
②-⑤弦楽四重奏曲 第1番
⑥-⑧弦楽四重奏曲 第3番
⑨-⑫弦楽四重奏曲 第3番
⑬-⑮弦楽四重奏曲 第4番
*全て世界初録音
カルテット・クオーレ:
【久永彩加(ヴァイオリン)、伊藤里紗子(ヴァイオリン)、犬塚こころ(ヴィオラ)、貫名紗詠(チェロ)】
録音:
①⑥-⑮2021年10月19~20日
②-⑤2023年4月27~28日
名古屋市熱田文化小劇場ホール
フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO / SACD STEREO / SACD 5.0 Surround)
※熟達の古典技法を基盤として、瑞々しい美しさに溢れる楽想を高い密度で展開した弦楽四重奏曲第1番、その稠密な展開の技法と様式感はそのままに、音組織を無調に転換した第2番。そして第3 番では古今の時代様式が交錯する自由な表現へ進化、第 4 番ではさらなる凝縮のスタイルへ…
二十余年の間に作曲された弦楽四重奏曲は作曲家・原田雄介の思考の道筋とその成果を示しています。そのスコアから鮮やかな音楽を引き出したカルテット・クオーレは愛知県立芸術大学で結成された若き四重奏団で、ホールの音色と相まって充実の音響空間を作り出しています。
■原田雄介 プロフィール
1963年(昭和38年)名古屋市生まれ。中学生のころより独自に作曲を試み、高等学校在学中からは高橋英郎氏に、後に中田直宏氏にも師事し作曲を学ぶ。第29回TIAA全日本作曲家コンクールソロ部門第3位入賞。
作品:室内管弦楽のための「シンフォニア第1番」「木管五重奏曲」「2台ピアノと打楽器のためのDevelopments」「ピアノのための3つのタペストリー第1番~第10番」など。
■カルテット・クオーレ Quartetto Cuore
名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業、愛知県立芸術大学音楽学部を卒業したメンバーで構成されている弦楽四重奏団。
2019 年に大学内にて結成。グループ名 “Cuore” はイタリア語で「心」を意味し、『心を込めてお送りする音楽が聴いてくださる方々の心に届くことを願い、またメンバーの一人の名「こころ」に重ねて選んだ言葉』である。
2020 年、5/R Hall & Gallery 音楽ホールにてリサイタルを開催。宗次ホールランチタイム名曲コンサート、スイーツタイムコンサートへの出演の他、アウトリーチ活動も積極的に行なっている。これまでに室内楽を桐山建志、花崎薫の各氏に師事。
久永彩加 ヴァイオリン Ayaka Hisanaga violin
第 8 回岐阜国際音楽祭コンクール第 2 位、併せて文化人特別賞受賞。第 19 回万里の長城杯国際音楽コンクール第 1 位、併せて理事長賞受賞。岐阜市民芸術祭洋楽部会推薦リサイタルシリーズ Vol.13 に出演。第15 回ミュージックキャンプ・プラハを受講。令和 2 年度愛知県立芸術大学成績優秀者奨学金生。これまでに花井晶子、古田央音、北垣紀子、白石禮子の各氏に師事。
伊藤里紗子 ヴァイオリン Risako Ito violin
第 16 回大阪国際音楽コンクール全国大会入選。2021 年ソロリサイタルを開催。桑名弦楽合奏団とバッハのイ短調協奏曲で共演。2018 年度愛知県立芸術大学成績優秀者奨学金生。米・アスペン音楽祭に参加。これまでに北垣紀子、桐山健志、小玉裕美各氏に師事。矢沢永吉コンサートツアーのストリングスへの参加、寬仁親王妃信子様の御前での演奏などの活動のほか、後進の指導にもあたっている。
犬塚こころ ヴィオラ Kokoro Inuzuka viola
5 歳よりヴァイオリンを始め、12 歳でヴィオラに転向。寬仁親王妃信子様の御前での演奏、2024 年 4 月イタリアのシチリア島 Torre Ventimiglia にて「Note al Tramonto」に出演。
これまでにヴァイオリンを井野公実、ヴィオラを小川克子、吉田実里、百武由紀の各氏に師事。コンサートのみならず、パーティーやイベント、レコーディング、介護施設、学校などで幅広く演奏活動をおこなっている。
貫名紗詠 チェロ Sae Nukina cello
愛知県立芸術大学大学院を首席修了、併せて中村桃子賞受賞。
令和元年度、2 年度公益財団法人 山田貞夫音楽財団奨学生。「卒業演奏会」「修了演奏会」等に選抜、出演。
これまでに、チェロを岩田彩子、野村友紀、花崎薫、西谷牧人の各氏に師事。
現在、セントラル愛知交響楽団契約団員。またソロや室内楽などの演奏活動を行う傍ら、後進の指導にあたる。