MARSTONレーベル(アメリカ)
ドイツ生まれでアメリカに渡った名バリトン
ヘルベルト・ヤンセン(1892-1965)録音集!
56005-2(6CD,4枚価格)
「ヘルベルト・ヤンセン 名歌手の肖像」
ヘルベルト・ヤンセン(バリトン)
録音:1927~47年、ADD、404’22
(CD1)「オペラとオペレッタ録音1923-30」(72:55)
ヴェルディ:「リゴレット」―日曜日ごとに教会で/泣きなさい、娘よ
ロッテ・シェーネ(ソプラノ)、フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立管弦楽団
1927年11月11日 ベルリン
プッチーニ:「蝶々夫人」―さあ私たちの番だ、ここに座りなさい(ドイツ語)
マルゲリータ・ペラス(ソプラノ)、ゼルマー・マイロヴィッツ(指揮)管弦楽団
1929年9月24日 ベルリン
グノー:「ファウスト」―ああ尊いメダルよ/この地を去る前に(ドイツ語)
グノー:「ファウスト」―私の言うことをよく聞きなさい、マルゲリートよ(ドイツ語)
ロルツィング:「刀鍛冶」―君は冷たく私をここから去らせるのか
ロルツィング:「皇帝と船大工」―かつて私は王忽、王冠と星形勲章で戯れた
フリッツ・ツヴァイク(指揮)ベルリン国立管弦楽団
1928年4月19日 ベルリン
ワーグナー:「タンホイザー」―君は大胆な歌い方でわれわれに挑戦し
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
管弦楽団
1923年12月 ベルリン
ワーグナー:「タンホイザー」―君は大胆な歌い方でわれわれに挑戦し
ワーグナー:「タンホイザー」―私がこの高貴な集いをぐるりと見ると
シジスムント・ピリンツキー(テノール)、イヴァール・アンドレーゼン(バス)
カール・エルメンドルフ(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団
1930年8月23―26日 バイロイト
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
ワーグナー:「タンホイザー」―死の予感のように夕闇が大地を覆っている/ああお前よ優しい夕星よ
ゼルマー・マイロヴィッツ(指揮)管弦楽団
1929年12月13日 ベルリン
ワーグナー「神々の黄昏」―いかなる妖怪の策略が
ナンニ・ラーセン=トドセン(ソプラノ)、イヴァール・アンドレーゼン(バス)
レオ・ブレッヒ(指揮)ベルリン国立管弦楽団
1928年4月19日 ベルリン
フィッチー=レーヴェ:「三銃士」―私は君を愛している(アート・フィッチュ、ケイ・フィッチュ、バート・ロウによるI love youの編曲)
フィッチー=レーヴェ:「三銃士―君は私の心の中に入り込んで来る
イェタ・リュンベリ(ソプラノ)、エルンスト・ハウケ(指揮)大演劇場管弦楽団
1929年10月7日 ベルリン
(CD2)「フーゴー・ヴォルフ協会のための録音1932-35/ライヴ録音より1936,37」(79:42)
ヴォルフ:
竪琴弾き1:孤独に身をゆだねる者は/竪琴弾き2:戸口へと私は忍び歩きしよう/
竪琴弾き3:涙とともにパンを食べたことのない者は/アナクレオンの墓/
コフタの歌2:そら、私の助言を聞きなさい
コンラート・V.ボス(ピアノ)
1932年9月29日
ヴォルフ:それを考えろ、ああ魂よ/祈り/一枚の古い絵に/恋人に/ヴァルトブルク城の見張りの歌
コンラート・V.ボス(ピアノ)
1934年9月22日
ヴォルフ:隠棲/ビーテロルフ/溜め息/それを考えろ、ああ魂よ/ある結婚式で
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
1935年11月4日
ワーグナー:「神々の黄昏」―万歳! 万歳! ようこそ/ブリュンヒルデを、気高い女を
ワーグナー:「神々の黄昏」―いかなる妖怪の策略が
フリーダ・ライダー(ソプラノ)、ルートヴィヒ・ウェーバー(バス)
トーマス・ビーチャム(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1937年6月14日 ロンドン(ライヴ録音)
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」―期限が来た
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」―Wie aus der Ferne
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
フリッツ・ライナー(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1937年6月11日 ロンドン(ライヴ録音)
(CD3)「ブラームス、シューベルト、シューマンの歌曲1936-38」(68:07)
ブラームス:わが女王、何とあなたはOp.32-9/もはや君のもとへは行かないとOp.32-2/愛の歌Op.71-5/教会の墓地でOp.105-4
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日 ロンドン
シューベルト:セレナーデ D957-4
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1936年11月10日 ベルリン
シューベルト:影法師 D957-13
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日 ロンドン
シューベルト:ガニュメート D544/道しるべ D911-20/宿屋 D911-21/ロマンツェ D797-3
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年3月22日 ロンドン
シューベルト:兵士の予感 D957-2
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日 ロンドン
シューベルト:セレナーデ D957-4
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日 ロンドン
シューベルト:アトラスD957-8/君の肖像D957-9/街D957-11
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年8月29日 ロンドン
シューベルト:影法師 D957-13/全能の神 D852
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日 ロンドン
シューマン:二人の擲弾兵 Op.49-1
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1936年11月10日 ベルリン
シューマン:献呈 Op.25-1/蓮の花 Op.25-7
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日 ロンドン
(CD4)「ヴォルフ、R.シュトラウスの歌曲1936-38」(52:25)
ヴォルフ:あらゆる美の女神たちでも適わない
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日 ロンドン
ヴォルフ:眠れぬ者の太陽
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日 ロンドン
ヴォルフ:さまよい疲れた者の最後の憩いの地はどこなのか?
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月15日 ロンドン
ヴォルフ:いつか、いつか、私の想いは/心よ、すべては憩いに向かっている/心の奥深くに私は苦しみを抱えている
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日 ロンドン
ヴォルフ:ああ死よ、来なさい、夜に取り巻かれて
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日 ロンドン
ヴォルフ:狩人
ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ) 1937年2月10日 ベルリン
ヴォルフ:恋する者の歌/散歩/眠れる幼児イエス
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月17日 ロンドン
ヴォルフ:狩人
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日 ロンドン
ヴォルフ:楽士/友
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1938年11月16日 ロンドン
ヴォルフ:休息に、休息に、疲れた四肢よ
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日 ロンドン
R.シュトラウス:黄昏の夢 Op.29-1
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日 ロンドン
R.シュトラウス:夜 Op.10-3
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月15日 ロンドン
R.シュトラウス:万霊節 Op.10-8
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年6月10日 ロンドン
R.シュトラウス:献呈 Op.10-1
ジェラルド・ムーア(ピアノ) 1937年5月20日 ロンドン
ヴォルフ:楽士/友
ピアノ伴奏 1938年12月7日 ロンドン
(CD5)「ライヴ録音/タンホイザー、パルジファル、オテロより/グリーグの歌曲」(64:07)
バッハ:ヨハネ受難曲―私の尊い救い主よ
エーリヒ・クライバー(指揮)コロン劇場管弦楽団,コロン劇場合唱団
1938年9月22日 アルゼンチン ブエノスアイレス(ライヴ録音)
ワーグナー:「ジークフリート」―あなたに平安があるように、賢明な鍛冶師よ!
エーリヒ・ヴィッテ(テノール) エーリヒ・クライバー(指揮)コロン劇場管弦楽団
1938年10月4日 アルゼンチン ブエノスアイレス(ライヴ録音)
ワーグナー:「タンホイザー」―私はここで彼女が祈っているのを見付けると思った
ワーグナー:「タンホイザー」―死の予感のように夕闇が大地を覆っている/ああお前よ優しい夕星よ
ロベルト・キンスキー(指揮)コロン劇場管弦楽団
1943年10月4日 アルゼンチン ブエノスアイレス
ワーグナー:「パルジファル」―だめだ! 覆いを外すでない!
ワーグナー:「パルジファル」―そうだ、災いあれ! 私に災いあれ!
ロベルト・キンスキー(指揮)コロン劇場管弦楽団
1943年9月13日 アルゼンチン ブエノスアイレス
ヴェルディ:「オテッロ」―同じものをデズデーモナ様の手に見ました/大理石のような空にかけて誓おう!
ラウリッツ・メルヒオール(テノール) 1943年8月31日 アルゼンチン ブエノスアイレス
グリーグ:初めてのサクラソウを Op.26-4(ドイツ語)/挨拶 Op.48-1
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:白鳥 Op.25-2/それから私は恋人がほしい Op.60-5
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月13日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:薔薇の季節に Op.48-5/傷ついた者 Op.33-3/私はあなたを愛している Op.5-3
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリーグ:夢 Op.48-6/明るい夜 Op.70-3
フランツ・ルップ(ピアノ) 1945年6月13日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
(CD6)「アメリカ録音の歌曲、マイスタージンガー、ワルキューレからの抜粋」(67:06)
シューベルト:郵便馬車 D911-13/あなたは安らぎ D776
シューマン:間奏曲 Op.39-2/春の旅 Op.45-2
イグナツ・ストラスフォーゲル(ピアノ)
1945年9月17日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:五月の夜 Op.43-2/鼓手の小歌 Op69-5
ヴォルフ:アナクレオンの墓/ヴァイラの歌
イグナツ・ストラスフォーゲル(ピアノ)
1945年9月14日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ヴォルフ:竪琴弾き1:孤独に身をゆだねる者は/竪琴弾き2:戸口へと私は忍び歩きしよう/竪琴弾き3:涙とともにパンを食べたことのない者は/アナクレオンの墓
R.シュトラウス:黒髪を広げておくれ Op.19-2
アルフレード・アントニーニ(指揮)CBS交響楽団
1948年2月2日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
R.シュトラウス:賛歌 Op.33-3/巡礼の朝の歌 Op.33-4/ツェツィーリエ Op.27-2
バーナード・ハーマン(指揮)CBS交響楽団
1944年1月26日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―リラの花が何と柔らかく/―迷いだ、迷いだ!どこも迷いだ!
ポール・ブライザッハ(指揮)管弦楽団 1945年5月31日
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」―私の子よ、私はトリスタンとイゾルデの/太陽のように幸せな
ポリーナ・ストスカ(ソプラノ)、トルステン・ラルフ(テノール)、
ヘルタ・グラーツ(メッゾソプラノ)、ジョン・ガリス(テノール)
マックス・ルドルフ(指揮)管弦楽団 1947年12月7日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ワーグナー:「ワルキューレ」―さらば、勇気ある輝かしい子よ
アルトゥール・ロジンスキ(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
1945年11月25日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
※ドイツ生まれで後に米国に移住してどちらでも活躍したバリトン、ヘルベルト・ヤンセン(1892―1965)の様々な録音を集めた6CD。ヘルベルト・ヤンセンはケルンの生まれ。ベルリンで学び、ベルリン国立歌劇場のメンバーとなってワーグナーのバリトン役で人気バリトンにのし上がる。1930年代にはバイロイト音楽祭の主要バリトン歌手で、アルトゥーロ・トスカニーニが指揮した伝説的な「タンホイザー」の上演でヴォルフラムを務めた。しかしヤンセンはナチの台頭を嫌い1938年にドイツを離れ、まず南米で、それから北米で活動、メトロポリタン歌劇場などで活躍した。トスカニーニはまた演奏会歌手として歌曲歌手としても素晴らしい実力の持ち主だった。時代柄ワーグナー歌手として名を馳せたヤンセンだが、柔らかい美声としなやかな歌い口で幅広いレパートリーを誇り、この6CDにはその全貌が見て取れる。ちなみに1927年の「リゴレット」の二重唱は、ドイツ人歌手によるベルリンでの録音にもかかわらずイタリア語で歌われているという時代を先取りしたもの。
米国で一世を風靡したピアノ・デュオ
ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメンコフの録音集
54010-2(4CD,3枚価格)
「ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメノフ ピアノ・デュオ録音集」
モーツァルト:2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
1940年2月9日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365
セルゲイ・クーセヴィツキ(指揮)ボストン交響楽団
1938年10月25日 米国 マサチューセッツ州 ボストン(ライヴ録音)
ショパン:2台のピアノのためのロンド ハ長調 Op.73
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
シューマン:アンダンテと変奏曲 変ロ長調 Op.46
1945年6月11日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
メンデルスゾーン(ルボシュッツ編):華麗なアレグロ イ長調 Op.92
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
メンデルスゾーン(フィリップ編):劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.61―スケルツォ
1941年2月21日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ルボシュッツ:こうもり J.シュトラス「こうもり」からの幻想曲
1959年頃
R.シュトラウス(バビン編);「薔薇の騎士」からのワルツ
1949年12月27日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ウェーバー(ルボシュッツ編):ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.10-3―ロンド
1952年頃
モーツァルト(コニュス編):「フィガロの結婚」序曲
1941年2月21日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ロッシーニ(コバーチ編):「セビリアの理髪師」―何でも屋に道を開けろ
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ヘンデル(ルボシュッツ編):組曲第7番 ト短調 HWV432―パッサカリア
1941年3月3日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ミヨー:スカラムーシュ Op.165b
1949年6月1日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
レヴィツキ:ジプシー風ワルツ Op.7
1941年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ファリャ(レヴィツキ編):「恋は魔術師」―火祭りの踊り
1941年10月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
クライスラー(レヴィツキ編):中国の太鼓 Op.3
1945年6月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
グリンカ(ルボシュッツ編):ひばり
1941年3月3日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
キュイ(ルボシュッツ編):「万華鏡」 Op.50―オリエンタル
1940年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ストラヴィンスキー(ルボシュッツ編):「ペトルーシュカ」―ロシアの踊り
1939年9月15日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ムソルグスキー(ルボシュッツ編):「ボリス・ゴドゥノフ」―戴冠式の場面
1940年2月8日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金時代」 Op.22―ポルカ
1941年10月6日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ショスタコーヴィチ(ルボシュッツ編):「黄金の山脈」 Op.30―ワルツ
1949年12月27日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
リーガー:新しい舞り Op.18―終曲
1941年3月4日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56b
1941年3月4日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ブラームス:ワルツ集 「愛の歌」 Op.52a(全18曲)
ロバート・ショウ(指揮)ヴィクター・コラール
1941年5月24日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ポートノフ:ブラームスの「甲斐なきセレナーデ」に基づく常動曲
1952年頃
バッハ(ルボシュッツ編):フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV1031―シシリエンヌ
1939年9月12日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ(フィリップ編):オルガン協奏曲 イ短調 BWV593(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 イ短調 RV 522の編曲)
1949年5月31日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ(ルボシュッツ編):今こそ来て下さい、異邦人の救い主よ BWV61
1949年6月1日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
バッハ:2台のピアノのための協奏曲第2番 ハ長調 BWV1061
セルゲイ・クーセヴィツキ(指揮)ボストン交響楽団
1947年7月15日米国 マサチューセッツ州ボストン(タングルウッド音楽祭でのライヴ)
ドビュッシー:リンダラハ
1952年頃
サン=サーンス:死の舞踊 Op.40
1941年10月29日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
サン=サーンス:ベートーヴェンの主題による変奏曲 Op.35
1939年9月15日 米国 ニューヨーク州 ニューヨークシティ
ハチャトゥリアン:2つのピアノのための3つの小品(オスティナート,ロマンス,幻想的ワルツ)
1962年頃
レーガー:導入、パッサカリアとフーガ Op.96
1952年頃
マクドナルド:2つのピアノと管弦楽のための協奏曲
ハール・マクドナルド(指揮)フィラデルフィア管弦楽団
1944年4月15日 米国 ペンシルベニア州 フィラデルフィア(放送中継録音)
ピエール・ルボシュッツ(ピアノ)
ジェニア・ネメノフ(ピアノ)
録音:1938~62年 ADD、314’52
※米国で一世を風靡したピアノ・デュオ、ピエール・ルボシュッツとジェニア・ネメンコフの録音集。ピーエル・ルボシュッツ(1891-1971)はロシア帝国時代のオデッサの生まれ。モスクワで学んだ後、二人の姉と共にピアノ三重奏団を組んで楽旅をする。ロシア革命後、米国に移住。パリ音楽院で出会ったロシア系パリ娘のピアニスト、ジェニア・ネメンコフ(1905-1989)と結婚、ピアノ・デュオを組んで精力的に活動した。彼らはピアノ・デュオを広めることに努め、委嘱作や編曲も多数ある。なにより二人の2台ピアノ演奏は、息の合ったなどというレベルではなく、明解で緻密な演奏で、現代のピアノ・デュオ演奏の祖というべき存在である。1940年代には大きな人気を博し、RCA Victorにかなりの数の録音をしたのだが、しかし1960年代に演奏活動を縮小して以降は徐々に忘れられ、CDはおそらくこれまで1枚も出ていなかった。この4CDにはRCA録音に加え、Remingtonなどのマイナーレーベルの録音やライヴ録も加え、彼らの真価を再評価させる内容になっている。