GALLOレーベル(スイス)
バッハからハープによる「モルダウ」、サーリアホまで!
華麗なハープの世界!!
GALLO 1690
「デ・アニマ(魂について)」~ハープ作品集
アンリエット・ルニエ(1875-1956):伝説(1901)
パウル・ヒンデミット:ハープ・ソナタ(1939)
J.S.バッハ:アダージョBWV564
ベンジャミン・ブリテン:組曲Op.83(1969)
シューベルト:ハンガリー風のメロディD817
スメタナ:モルダウ(H.トルネチェク編)
カイヤ・サーリアホ:秋(1991)
アンヌ・バッサン(ハープ)
録音:2022年12月 [58:55]
※「偉大なハーピストの作品集」(GALLO1413)に続くアンヌ・バッサンのGALLOへのアルバム第2弾。バッハから現代音楽の作曲家サーリアホまで珍しいハープ独奏曲を収録。アンリエット・ルニエ(1875-1956)は卓越したハーピストであり、多くのハープのための作編曲作品を残した。伝説はフォーレやシャミナードを思わせる洒脱な作品。バッハのアダージョBWV564はオルガン曲からの編曲。先ごろ亡くなったフィンランドの鬼才カイヤ・サーリアホの「秋」は北国の短い秋と冬の訪れを感じさせる美しい小品。アンヌ・バッサンはスイス、ジュネーヴ出身でヨーロッパを中心に活躍しているハープ奏者。
※その他GALLOレーベル新譜
GALLO 1692
「風が吹くように」~民謡、バロック、ジャズによる音楽の旅
①黒は私の真実の愛の髪の色(スコットランド民謡)
②恐れずに(M.A.シャルパンティエ、フランス)
③地上に誰かがいる(ブリテン編曲によるスイス民謡を自由にアダプトしたもの)
④クッションを縫って頂けますか(スコットランド民謡)
⑤ここは春(フランス民謡)
⑥就寝時のスピリチュアルな歌(T.メールラ、イタリア)
⑦花屋(フランス民謡)
⑧あなたはため息をつきました(L.ミラン、スペイン)
⑨満月の曲(S.ディアス、ベネズエラ)
⑩地上の夕べの聖歌(パーセル、イングランド)
Linea Curva(バンド):
【シルヴィア・アダミ(Vo)
カール・デュカッセ(G、編曲)
トマス・フェルナンデス・チルド(ベース, Gamba)
フリオ・ドサンティアゴ(Perc, ドラムス)】
ゲスト:
⑥ナタチャ・カベサス(アーチリュート)
②⑤⑦⑧⑨マヌエル・アレハンドロ・ランゲル(マラカス)
※ヨーロッパの民謡やバロック時代の歌を大胆にジャズ、ロック風にアレンジし歌った面白いアルバム。エレクトリック・ギター、エレクトリック・ベーズ、ドラムをバックに女声ヴォーカルがリリカルに歌い、あたかも現代のロックのように聴かせて新鮮。ジャズ、ワールド・ミュージック系のファンにお薦め。
GALLO 1696
グレゴリオ・ストロッツィ(1615-1687):奏されるべきカプリッチョ
(第1トッカータ、第1ガリアルダ、第3リチェルカータ、
第1コレンテ、第4トッカータ、第2バレット、
ユーフォニアとアリア・コン・パルティーテ、第3トッカータ、ほか全19曲)
ギイ・ボヴェ(Org)
録音:2018年サン・ジョヴァンニ・バティスタ教会、ロカルノ・ソルドゥノ [64:34]
※グレゴリオ・ストロッツィは17世紀初頭にイタリア、ナポリを拠点に活躍した作曲家。
彼は声楽曲、受難曲など宗教音楽の作曲の他、オルガニストとしても優れていたので、かなり多くのオルガン作品を残している。J.S.バッハ(1685-1750)とは祖父と孫ほどの世代差があり、ストロッツィの作品の中にバッハを生み出す母胎、萌芽を聴き出すことも可能だが、それよりもイタリアの作曲家らしい自由で伸びやかな歌謡性、即興性が楽しい。オルガンの機能を存分に使い色彩豊かな世界が展開する。1712年頃に製作されたオルガンを使用。
GALLO 1699
ロベルト・シューマン(1810-1856):
6つの間奏曲Op.4(1832)
クララ・ヴィークの主題による即興曲Op.5(1833)
朝の歌Op.133(1853)
森の情景Op.82(1848-49)
ボビー・ミッチェル(Pf)
録音:2022年8月27日サン・フランシスコ、オールド・ファースト教会 [72:05]
※「ノヴェレッテOp.21、フモレスケOp.20」(GALLO1678)に続くボビー・ミッチェルのシューマン第2弾。
シューマンの決して長いとはいえなかった生涯に書かれたピアノ作品から初期のものと後期のものを収録。ピアノのボビー・ミッチェルはアメリカのピアニストで古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つ中堅。このシューマンの作品集ではロマン派の音楽を弾く、というより、現代音楽を弾くように各声部をクリスタルのようなタッチでクリアに弾き切っていて清冽にして鮮烈。
GALLO 1704
ノラ・サパタ・プリル(b.1946):
詩集「私たちの海」(朗読作品)
※朗読の前後・途中に以下の作品が演奏されています。
ブロッホ:シャンソン、祈り、嘆願
チャイコフスキー:ロマンス
イルマ・ワイセンベルク・ペレーニ(朗読)
ロベルト・サウィツキ(Vn)
エリザベト・デンニ・コヒャー(Pf)
※ノラ・サパタ・プリルはボリビアの詩人、文学者でマドリッドのヒスパニック文化研究所でスペイン語とスペイン文学についての研究を行った。多くの詩集を発表しており、このディスクに収められた「私たちの海」もそのひとつ。ディスクは基本的に朗読のみで構成されており、その間にブロッホとチャイコフスキーのヴァイオリンとピアノのための作品が4曲演奏される。